ごっそり乱獲でげっそり 日本海クロマグロ小型化・国内・海外・経済・ジュエリー・美術・スポーツ・エンターテイメント・テクノロジーなど、さまざまなジャンルの出来事に独自のコメントを紹介します

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ごっそり乱獲でげっそり 日本海クロマグロ小型化


■漁業技術向上が背景

 日本海で漁獲されて鳥取県境港市に水揚げされるクロマグロが約25年間で大幅に小型化し、平均重量が大きく減少したことが19日、境港市や鳥取県水産試験場への取材で分かった。

 漁業技術の向上で産卵期の若い個体まで捕らえるようになったのが理由とみられる。三重大の勝川俊雄准教授(水産資源学)は「大型の個体が急速に減っており、乱獲の疑いが強い。繁殖に影響を与える恐れもあり何らかの規制が必要だ」と指摘する。

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記事本文の続き 日本有数のクロマグロの水揚げ港として知られる境港の水揚げのほぼ全量が、群れごと一網打尽にする巻き網漁。県水産試験場によると、今年境港に水揚げしたのは10船団、約50隻で、漁場は日本海全域に及ぶ。特に山陰沖が良好な漁場。

 市の統計によると、境港に水揚げされるクロマグロの平均重量は1980年代前半は160~110キロだったが、90年代には変動しながら70キロを割り込んだ。2000年以降も減少傾向が続き、07年度は44キロに落ち込んだ。

半分以下の重量に減ったようだ。技術革新によって、クロマグロも保護をしないと、激減の恐れがある。

■巻き網漁に上限必要

 背景にあるのがソナー性能の向上だ。魚群を素早く発見し、広い漁場で効率的な操業が可能になった。04年以降に年間の水揚げ回数が急増。以前は1万匹以下だった年間の漁獲匹数も、04年度以降は4万~2万匹に増えた。

 大西洋では90年代からクロマグロの小型化が問題化している。勝川准教授は「日本海でも小型化しているとのデータは初めて。巻き網漁は資源に与える影響が甚大で、漁獲量の上限を定める必要がある」と話す。

 【生育環境も悪化】

 日本海を含む太平洋全域の日本のクロマグロの漁獲のうち、境港は1~2割を占める。08年以降も小型化傾向にあるとみられるが、市は「むやみに捕っているとの誤解を招きたくない」として詳細なデータを公表していない。

 日本海のクロマグロの資源状況が悪化した背景には、生息環境の変化もありそうだ。鳥取県水産試験場が今年水揚げされたクロマグロの胃の中を調べた結果、主食で栄養価の高いスルメイカが少なく、普段は食べないハリセンボンなどが含まれていた。氏良介漁場開発室長は「長雨による水温低下で群れが小型化し、餌環境も悪化している」と指摘する。

 一方、不漁が続いて海を去る一本釣り漁師もいる。山口県宇部市の漁師、佐々木敦司さん(62)は昨年、20年続けてきた漁をやめた。2001年ごろから小型のマグロが釣れなくなり、生活が成り立たなくなったためだ。

 一本釣りは過剰に捕獲することがないため、資源管理に有効とされる。佐々木さんは巻き網漁の影響を懸念。「管理型の漁業に転じないと、損害を受けるのは個人漁師だ」と訴える。

 ■世界自然保護基金(WWF)ジャパンの水産担当山内愛子さんの話 「日本はクロマグロの消費量が世界一。回転ずし店やスーパーで安く売られるようになったが、現在の消費を支えるには資源的に無理がある。地中海のクロマグロも乱獲で小型化して絶滅する懸念が出ており、日本海も二の舞いになる可能性がある。資源の状態に配慮して食材を選ぶなど、一人一人が食生活を見直すことが必要だ」

世界的にマグロの需要が増えているのと、回転スシなどで安いマグロが求められる。ごっそり取る巻き網漁法は、制限が必至だろう。

漁業の環境も大きく変わっていくようだ。

引用元イザ

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